ミニアイロンは役に立つけど、ハンディスチーマーはNG
洗ったマスクのアイロンがけ
マスクをいくつか作った。
材質が木綿や麻なので、洗いっぱなしではシワシワ。
小池都知事や西村経済再生担当大臣なら、誰かが毎日マスクを洗ってアイロンがけもしてくれるのだろうが、私は国民や都民の命を預かる重責を担っているわけではないので、自分で洗い、シワも伸ばす。
そこで重宝するのは、旅行用のミニアイロンとミトン型アイロン台。
ブラウスのような大きいものをアイロンがけするには普通サイズのアイロンとアイロン台が必要だが、マスクならミニで十分。アイロン台を引っ張りだすのはヨッコラショ!とそれなりに決意がいる。
ついでに、霧吹きもダウンサイズして、高さ6センチほどのスプレーケースに水を入れてシュッシュッ。重たいスチームアイロンも不要。
基本はこの3つ。
以前は赤や緑の原色しかなかった電線コードバンドも、モノトーンでアルファベットとおしゃれになりました。これはセリアで買ったもの。
ミトン型アイロン台(というか、断熱クッション)はアマゾンで880円ほど。
ミニアイロンは何と1980年代、アメリカで買ったSANYO製。もちろんMade in Japan! 全く使っておらずピカピカだった。デザインも色も収納タイプもおしゃれで捨てるのも惜しい、と思っていたのがマスク用に登場。マスクそのものをミシンで縫った時から、この3点セットは重宝した。
綿100%の布製袋物は最高
コンパクトに収納したアイロンは冷めてから息子の上履きケースに入れる。
息子の学校では上履きがなく、結局使わずじまいで汚れてもいなかった。中古品買取大手の2nd Streetに持っていったら、5円とか10円とか言われ、何とか使い道を探そうと思っていたところサイズも機能も質もいい。二重縫製でアイロンに傷がつかない。プラスティック製は劣化が早いし、化繊の袋はペラペラ。
ときめくモノは、断捨離せず再利用の工夫をするのも楽しい
この上履き入れはプロが作ったもの。息子が小さい時は、時間も余裕もなく自分で縫うなんてとてもできなかった。しっかりした綿100%の布で二重になっている。表地と裏地の配色を考えた手提げ付の袋物なんて自分には難易度が高すぎる。ミシンに慣れた今でも自分で縫ったら何度か失敗しそうだ。当時2000円くらいだったろうか。
上履き入れと同時期に、横長のレッスンバッグもプロが縫製したものを買った。あのレッスンバッグも背の低い子どもが引きずらないようにというサイズ、形なのだ。今、自分の物の分類整理用の袋のひとつとして使っている。二足三文で処分するには、品質も縫製も良すぎる。息子は何とも思っていないだろうが、日本人の母親としては自分の子が日本の学校に行く機会がなかったのが少し残念で、結局使わなかった思い出の品を何かに生かしたかったのだ。こんまり流に言うと、上履き入れもレッスンバッグも「ときめき」を覚えるモノだから捨てなかった。正解だ。
シワ伸ばしには圧力が必要→ハンディスチーマーではシワとりはイマイチ
このトラベルアイロン、旅先に持っていくのだからあまり重たくない。マスクのしわ伸ばしには十分な重さだが、布をピーンとさせるには
- 熱
- 重さ
- 湿気
の三つが必要だ。
近頃はやりのハンガーにかけたままシワが伸びる、という触れ込みのハンディスチーマーは2の重さ、圧力がかからないので、どうしてもピシッと決まらない。ミトン型アイロン台もハンディスチーマー用に買ったのだが、ハンガーにかけたままでは体重を布にかけるわけにもいかず、思い通りにシワが伸びないのでハンディスチーマーは全く使っていない。
LGのニオイもシワも菌もとる、とかいう大きなクローゼット型のスチームケースはシワは伸びるのだろうか?
マスクには旅行用アイロンがベスト
パナソニックは日本の高齢社会に合った軽い掃除機やコードレスクリーナーを開発している。力も弱くなり、体も小さくなるのだから、「軽い」「小さい」が高齢者用家電のキーワード。トランジスターがいいのだ。アイロンもコードレスのものがあるが、従来型の普通サイズのアイロンより重い。そこから軽いハンディスチーマーになるのだが、これではシワは伸びない。
高齢者用に旅行用アイロンをもう少し大きめの家庭用を開発してもらおうか?いやいや、1980年代の旅行用アイロンで十分。押し入れの奥にしまいこんでいる方は是非日の目をみさせてあげて欲しい。
その他の軽小家電についての思いはまた後日。