台風の週末。志麻さんのレシピに挑戦。
ノロノロ進む台風15号。去年の千葉の台風被害を思い出し、東京が直撃されて、停電が続いてもすぐ口にできるものを作っておく。
まずは、炊き込みご飯のおにぎり
これは、難易度が低い。炊き込みご飯の素とお米を炊くだけ。韓国のりを用意しておく。韓国料理はニンニクの後味が残るのが好きではないが、ノリは日本のものより、油分があり、味もしっかりしており好きだ。3合炊けば数日大丈夫。
伝説の家政婦志麻さんのレシピに挑戦
先日、テレビで志麻さんのサバ缶で作るパイを紹介していた。
志麻さんのレシピ本は1冊買い、豚肉のリエットやアッシュパルマンテイエなんかに挑戦。フランスの家庭料理は、レストランのフレンチほどソースが重くなく飽きない。
トマト缶もサバ缶も数か月前から保存していたので、冷凍パイシートだけ補充していつか作ろうと思っていた。台風の長雨は新しいレシピに挑戦する恰好のきっかけになった。
こちらが私がながら見したテレビ番組で、サバパイレシピも出ている。
タルトストーンを使ってみた
フランス家庭料理の代表ともいえるキッシュやオニオンタルトは大好きだが、飴色玉ねぎのような水分の多いフィリングを加えるとタルト生地が水っぽくなりおいしくない。
台になる生地を一旦焼くと、パリッと仕上がると書いてあった。「このひと手間がI love you.」亡くなった竹内結子さんの、インスタントラーメンのCMを思い出しながら、ひと手間かけることにする。素敵な女優さんだったのに。
タルトストーンを入れて焼くと、生地はパリッとならない!
この金属粒は、生地が膨らまないようにするためでパリッとさせるものではない。これまで通り、生地にフォークで穴をあけておけば膨らまない。ストーンをかぶせて焼くと、生地に火が通りにくくなるので、パリッとどころか、よけい水っぽくしてしまう。ストーンの役目を勘違いしたために失敗。
ストーンを取り除くのはたいへん
熱くて、大量にある粒粒を取り除いて次のステップに行くのは大変。生地がめくれてストーンにくっついている。ホント、余計なことをしたものだ。洗うのも大変そう。
レシピ通りに卵の黄身でパイ生地に艶をだす
粗熱を取る必要のない料理なのに、蒸気が溜まらないように網に乗せてしまった。パンが焼きあがった時と同じように少しおいてから切る、と思いこんでいた。
熱々を食べるのがおいしい。実際おいしかった。但し、200度で40分も焼くと真っ黒に焦げてしまいそう。半分の20分で十分だった。
私なりの工夫
1.玉ねぎを炒める部分は、IKEAのドライ炒め玉ねぎで時短
2.ニンニクをみじん切りにすると手が臭くなるので、おろしニンニクチューブで
3.トマトの缶詰と塩こしょうだけでは、大味すぎる。カゴメの濃縮基本のトマトソースを大さじ3程度いれ、砂糖も少し入れて味をマイルドにする
4.更に、庭に植えておいたバジルもはさみで細かく切っていれる
こうして工夫したフィリングは、レシピの分量では余ってしまう。プラスティックの容器だとトマトの色がしみ込むので、ホーローの容器に保存。
市販の冷凍パイシート2枚ではフィリングの量は多すぎる
志麻さんは、訪問した依頼人の家の冷蔵庫を開けて、ぱぱっとレシピを考えるのだそうだ。文字通り「聡明な女は料理がうまい」
トマト缶一つ、サバ缶一つとレシピに書いてある!なんで余るの!と四角四面に考えていては、志麻さんにはなれない。台風が日本列島を離れ、電気もガスも問題なければ、スパゲッティのソースにしよう。
イオンのトマト缶とKALDIのCa va?
依然京都で食べたサバトマトソースパスタは実においしかった。塩サバを一旦焼いて、一口大に割いてトマトソースとあえていた。サバ缶よりひと手間ふた手間かかっている。ソテーした部分がパリッと焦げ目がついているのだ。
志麻さんはどこの家にもある保存品でレシピを提案してくれている。確かに、この缶詰めは私の家にもあった。が、次は冷凍保存している塩サバを解凍して、オリーブ油でソテーしてトマトソースと和えよう。
1年以上前に買っておいたサバ缶を使ったのは今回が初めて。青魚は善玉コレステロー
ルを増やし、体に良いというので買っておいたが、水煮缶詰の限界ははっきりした。
こんな風に自分で工夫する知恵を提案してくれるのが、志麻さんのレシピのすごいところ。まさに「伝説の」人だ。
卵の黄身と白身
確実に余る。IKEAのシリコンキャップでしっかり菌除け。本当はラップでもいいのにこのキャップを買ってしまった。ピタッとふさいでくれるが、使い終わった後、キャップの溝の部分をしっかり洗わないとカビが生える。
白身を泡立て、保存食として買っておいたホットケーキミックスでスフレパンケーキを作ってみようか?今日はもう疲れたので、また後日。