人生の第三コーナーの衣食住

ライフスタイルブログ:インテリア、家のメンテ、ソーイング、失敗続きのパン作りなどをつづっていきます

カーテンは手作りで

ニトリやKEYUKAで布地を選び、プロに縫ってもらってきた。

 

ハイエンドの輸入生地でオーダーカーテンを扱う店もある。この4月から大学での講義も終わり、コロナでインバウンド客向けの宿泊事業も開店休業状態。

そこで、手作りカーテンをたくさん作った。

 

カーテンは手っ取り早く断熱効果を高めることができる

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昔のカラフルな羽織を黒地のローマンシェードに縫い付ける

京都の一棟貸しの町家の営業はしばらくは難しい。自分で使ってみるとお客さんにとっての住み心地も確認できる。建売の町家はカーテンを付けることすら運営会社と協議しなければならない。彼らはホコリを払わなければならないカーテンなど面倒なのだ。灼熱、極寒の京都で断熱、遮熱など全く配慮しない。その結果、高い冷暖房費はすべてオーナーの負担となる。管理運営契約は解除した。

 

アルミサッシの大きな掃き出し窓など、熱効率の悪い典型である。建売でなければ、アルミサッシではなく断熱効果の高い木製建具にしていたはずだ。

 

このすりガラス窓の向こうは公道ではなく京都らしく路地なので、通行人は限られている。が、カーテンがあった方が落ち着く。

 

幅を測って、ローマンシェード用のキットをネットで購入した。白以外に茶もあったのだが、注文の際見落としたので、ご覧の通り上部の布から少し白がのぞいている。失敗!ネット注文は確定前に念を入れないと。

 

大事にとっておいたアンティークの羽織は華やかに息を吹き返した。カラフルな柄で、ザ・昭和、いや大正感丸出し。着るのは勇気がいるが、京町家のインテリアファブリックとしてはピッタリ。

 

東京の家の窓の模様替えも始めた。

 

IKEAの既製カーテンをリフォーム

捨てようと思っていた白いポリエステル地の既製品。厚手でしっかり模様が織り込んであって高級感はあるが、IKEAだから安い。それに外国の窓用だから大きい。幅140センチはギャザーを寄せれば小さくなるが、長さが2メートルを超える。白なのに汚れもなく、捨てるのはもったいないと一応保管しておいた。

 

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京都の大きなカーテンは羽織も含めると結構重いので、しっかりキットに取付け、コードで上げ下げできるようにしたが、この窓はずっと小さい。ベラクロを窓の木枠にホッチキスのDIY版で取付け、もう一方のベラクロは布地に縫い付ける。ヒモを引っ張ると等分に水平に上がっていくよう、細い棒を縫い付けた細い布の間に通す。

 

この頃はすっかり少なくなった布地専門店で10センチ単位で買うより、世界で最もコスパよく生産できる場所を選んでいるIKEAの既製品を使う方が、布地代は安くつきそうだ。布地専門店が少なくなるはずだ。

 

 

旅先で買ったの思い出のインテリア小物を日常使いに

これだけだと、ヒモも布地も白で殺風景なので、赤いタッセルをつけてみた。

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友人の息子さんの結婚式に出席するため、これが最後のパリかも知れないと思いながら旅に出たのは4年前のこと。6区、リブ・ゴーシュのインテリア街で買っておいたものだ。ようやく日の目を見た。この頃は中国製の安いものにも、結構いいものがある。が、毎朝カーテンを開けようと引っ張る度にパリのあの角の店を思い出す。素敵なショーウインドウに惹かれて扉を開けたのだ。

コロナと体力不足で、もう海外に行くことはないかもしれないが、思い出の品を日常使いに生かすことは、老後の幸せのひとつだと実感する。