麻のシーツー品質比較
毎年9月中旬を過ぎると、めっきり涼しくなる。ギラギラ照りつける太陽の下で、あんなに元気よく鳴いていたセミはいなくなり、朝夕は虫の音色が。四季のある日本に生まれて、住めて幸せ。
今年は梅雨が長かったので8月に入ってから1か月半お世話になった麻のシーツを洗ってしまうことにする。前から欲しかったけど、高いので綿100%のシーツでも十分気持ちいいいし、と思いながらやっと決意して手に入れたのは7月初め。
洗濯するとき気を付けること
まずは、洗濯準備。ドラム式洗濯機はたたきつけて汚れを落とすので、キチンとたたんでネットに入れ、少しでも傷みが少ないようにする。熱中症予防のためエアコンをつけて寝ていたので、汗もあまりかかないから(年齢とともに新陳代謝も少なくなり)、洗剤は少なめで。
ヤフーショッピングでいいものを見つけた
洗濯準備中のシーツは、ヤフーショッピングで「麻100%、日本製」で検索した中から選んだもの。フラットシーツ、かけ布団カバー、枕カバーの3点セットで1万円ほど。送料無料。安価で品質も良かったので、追加で購入したフラットシーツは、下の写真の右側。
ヤフーショッピングのサイトはこちら。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/sleeptailor/a1d6linoa1.html
さすが西川、高品質。セールでも高いけど、アイリッシュリネンよりずっと安価
緊急事態宣言も解除された7月初め、関西の実家を訪問した後、大阪梅田阪急に立ち寄った。梅雨の真っ最中なのに、既に夏物セールをやっていて、唯一残っていた白いかけ布団カバーを見つけた。店員さんが、白はあまりセールに出ないのですよ、お安くなっていますよ、と上手に迫り、中身も触らせててくれた。なめらかで非常に気持ち良かったので「1日の3分の1は、寝具に触れているのだから」「緊急事態でお金も使っていないし」と言い聞かせて購入。
中の型崩れ防止の段ボールは重いので百貨店で引き取ってもらい、カバーだけを関西から東京まで持って帰ったけれど、布は麻に限らず結構重いもの。特にかけ布団カバーは二重になっているので余計重い。「東京西川」のものを大阪から東京に運んだことになる。
西川とネット購入品―どちらも日本製で甲乙つけがたい
その後、注文していた3点セットが届いたので、掛けけ布団カバー同士比較してみる。
かたや送料込みで4000円くらい。西川ブランドはセール価格でもその倍の値段で自分で自宅にまで運んだ。ただ、値段の差は布団を留めるテープだけではない。写真でも明らかなように、西川製はきめが非常に細かく、肌触りが圧倒的になめらか。
コスパはそれぞれ良い―値段だけのことはあるvsそんなに高くないのに高品質
夏物はきめが粗い方が涼しく感じる、という面もある。最後は値段と好みの問題だが、通販のものもコスパから考えると、十分満足できる。3点セットを洗っている間、西川の掛け布団カバーと組ませるフラットシーツとして、もう一度このLinoというブランドのものを購入した(それまでは、綿100%のシーツで我慢していた)。そこで涼しくなってきたので、結局今年の夏は予備の麻のフラットシーツは使わずじまい。
本当に、LInoもお勧め。フラットシーツの端はこんなに丁寧に縫製されている。150cmx250cmのサイズなので、この値段なら次はグレーとかベージュのフラットシーツを買って、夏のカーテンにお直しすることも可能だ。ベルギーリネン、アイリッシュリネンとヨーロッパのものが結構な値段で売られているが、探せば日本製のいいものもいっぱいある。
ネット時代は、消費者にとってはありがたいが、高級ブランドでない限り、メーカーにとっては常に簡単に値段の比較をされるので辛い。デフレが解消しないわけだ。
枕カバーは封筒状
3点セットに含まれていた枕カバーは、封筒状のもの。枕を入れた余った部分を折りたたんで、枕の側に挟み込むことになる。ファスナーで閉じるものは、ニトリでも売っているが、安いものは化繊。上質の綿でホテル仕様になってくるとそこそこの値段がする。麻100%はまずない。無印良品で綿麻混のものはあるが、枕カバーはやはり封筒式。ところで、阪急百貨店でに西川の枕カバーも売っていたが、こちらも封筒式だった。
ファスナーを付けるのは技術がいる!
そこで、イオン系スーパーに入っているパンドラハウスで見つけた麻100%の布を買って、ファスナー付き枕カバーを自分で作ることに挑戦してみた。麻は1m1400円ほどしたので、ハンドメードの方が割高(トホホ)。クッションなんかで何度かファスナー付けはやってみたが、毎回失敗する。本当に難しい。
この話はまた後日。