人生の第三コーナーの衣食住

ライフスタイルブログ:インテリア、家のメンテ、ソーイング、失敗続きのパン作りなどをつづっていきます

再び松山油脂への応援歌

前回、L’Occitaneロクシタンの容器は、中身が出にくいという致命的な問題に触れた。

フランスの製品はこんなに使い勝手が悪いのに、なぜ世界中で人気なのだろう?

 

エルメスケリーバッグも、公共交通機関で移動し、切符やSUICAを取り出す者には全く持って使い勝手が悪い。グレース・ケリーが電車やバスで移動したはずはないから、あれでも良いのだろうけど、シャンプーやリンスは、普通のひとが普通の浴室でも使う者だ。お付きの者が、必要な分量だけご主人様のためにあらかじめ出しておくのだろうか?まさか!

 

ボディローションはずっと松山油脂のMarks&Webシリーズのものを使っている。

ディスペンサー付きのボトルは最初に買ったものを大切に使い、入れ替え用のローションをできる限り絞り出したものがこちら。

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絞りに絞りました

ホント、自分は昭和生まれだと思う。もったいなくて「まだ出る」「まだまだ」と頑張ってしまうのだ。これだけ詰め替え用のプラ袋をきれいにしても、資源ゴミとして出すには抵抗がある。ローションは油性だし、燃えるゴミかなと。

 

ロクシタンとは別の問題が松山油脂の製品にはある。同社が良心的な故に生じている「問題」ではないだろうか?詰め替え用の量が多すぎるのだ。

 

まだ絞り出していないハンドソープを見てみよう。

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250mlのボトルに詰め替え用は230mlある

250-230でその差はわずか20ml。でボトルの方は、残り30-40mlくらいになると、ポンプを押しても出にくくなる。ロクシタンのように最初から振り回さないとなかなか出ない致命的な問題ではないが、だいぶ減ってくると、ポンプを押してスムーズに出るようにと補充したくなる。

 

が、ボトルと詰め替え用の量の差はわずか20ml。出にくくなった時点で補充すると、詰め替え用の方に余り過ぎてしまう。少しくらい余っても気楽に捨てることのできる、豊かな日本で生まれ育った人でもこんなに余っていると詰め替え袋の側を捨てるわけにもいかないだろう、と思うくらいの量なのだ。

 

ボトルは250mlのこの絶妙の四角い形のままにして、詰め替え用の量を200mlくらいにしたらいかがだろう?日本人の体格や家の大きさ、洗面所の広さを反映してか、私にはこの250mlサイズが合う。ロクシタンの製品の大きさも(中身が出さえすれば)丁度良い。米国やオーストラリアのボディローションのボトルは巨大だ。彼女たちは体の表面積も広いのだろう。

 

花王でもP&Gでも、詰め替え用と元のボトルとの差は十分大きい。イオンのトップバリュの場合は、しっかり詰め替え用の量を減らして、いかにも値段が安いように見せている。松山油脂は良心的すぎるのだ。その結果、ボトルから出にくくなった時点で補充しようとすると、詰め替え用の袋にたっぷり余ってしまう。

 

松山油脂の大ファンとしては、是非この点に配慮して頂けたらと思う。