人生の第三コーナーの衣食住

ライフスタイルブログ:インテリア、家のメンテ、ソーイング、失敗続きのパン作りなどをつづっていきます

眞子さまのお相手が大谷翔平だったら

衣食住とは関係ないテーマですが

 

ヘンリー王子は生涯張出(はりだし)横綱の宿命に耐えられなかった

皇室に女性として生まれる、のはどんな感じなのだろう。結婚=皇籍離脱が決まっており、皇位継承権者にはなりえない女性は確かに理不尽だ。が、男性に生まれるのも、職業選択の自由はなく制約だらけだし、能力ではなく生まれた順番だけで代役、張出にされる次男や、天皇家から遠い宮家の役割不明の男子、というのも自分の居場所や存在意義を探さねばならない点は同じだ。皇室、王室という身分制度は、現代人の疑問に論理的に答えてくれるものではない。

 

梅雨空のように重くたれこめる小室問題

数年前に問題が発覚した時から眞子さまには1億5千万円ほどの一時金をあきらめて、小室さんと好きなように生きればいいと思っていたが、これだけこじらせる二人(と小室母の3人)にはうんざりしてきた。

 

折しも、「ローマの休日」パロディのテレビCMに明石家さんまとCGで出演しているアン王女(オードリー・ヘプバーン)をみると、悲恋の最後のシーンが蘇ってくる。私情を抑えて公的義務を全うしようという若きお姫様の毅然たる姿だ。

 

1953年の古い映画の頃から比べると、世界の王族、特にヨーロッパの王室は大きく変容してきた。男女を問わず長子が王位に就く国がほとんどになった。キャリアウーマンはもちろん、シングルマザーやバツイチ女性が、皇太子と結婚する例も出てきた。

 

キャリアウーマンの雅子妃誕生は、日本の皇室にとっては画期的なことだったが、その後長く続く適応障害の病は、やっぱり日本は女性が生きにくい国の象徴と受け取られるのだろう。ダイアナ妃もメーガン妃も英国王室に入って幸福ではない明らかな例があるのだけど。

 

小室さんの身体検査を怠ったのはなぜだろう

眞子さまは、皇位継承第一位ではない次男坊の長女だから、その苦労は愛子さまほどのものとも思えない。黒田清子さんも未来の天皇の長女だった。都庁勤務の黒田さんを紹介したのが、眞子さまの父親の秋篠宮さまだったそうだから、このお父さん、自分の妹への世話焼き同様、自分の娘のお相手探しにももっと気配りをすべきだった。眞子さまほど知られていない、天皇家から距離があるお姫様が出雲大社宮司日本郵船のエリートサラリーマンと結婚しているのだから、秋篠宮父さん、何をしていたの?という気にもなる。

 

フジテレビの昼のバラエティ番組「バイキング」で、ある芸人さんが「仕事もない、資格もない、収入もないのに、よく求婚するな」という趣旨のことを言っていた。「だめんず」や「髪結いの亭主」、あるいは「ホスト」タイプの男性がお姫様に近づく例も、海外の王室にはおおいにありそうだ。これが、将来の天皇の義理の兄、ではなく、もっと天皇と遠い縁戚関係なら、小室さんやその母親の行状も大目にみて貰えたのかも知れない。

 

野心家が身分制度を超えて良家の子女を篭絡する古典文学

フランスになど行ったこともない、恋愛など全く知らなかった10代の頃、夢中になって読んだスタンダールの「赤と黒」には、名士の妻レナール夫人や貴族の令嬢マチルドを篭絡する主人公が登場する。階級は低いが、才気溢れる野心家で美貌のジュリアン・ソレルだ。良家の妻や娘を誘惑しては出世の踏み台にしている、とそしられる。

 

小室さんは野心家なのだろうが、「海の王子」コンテストに応募するチャラ男で、まあ、身の程知らずに大学の同級生になったお姫様をナンパしたら、お相手は温室そだちで免疫がなく、マスクなしでコロナウイルスに感染してしまうように、あれよあれよと婚約発表まで行ってしまった。秋篠宮家も宮内庁も「身体検査」してから、発表すべきだった。痛恨の失敗!

 

他人ごとだけど、やっぱりいやーな感じがする

母子家庭で収入が少なくても全く問題ではない。週刊誌の記事を鵜呑みにしているのではない。小室さんの英文論文が米国で評価されたことはまぎれもない実績だろう。28ページだかの「小室文書」は一応読み、小室さんの言い分も知ろうとした。その上であえて思う。

 

あの母息子にぬぐいがたい「卑しさ」を感じてしまう。

 

ジュリアン・ソレルは19世紀の階級社会の中で、卑しさを糾弾された。が、小説のせいかジュリアンにはワクワクさせる華がある。映画ではジェラール・フィリップがゾクッとするような悪魔的な魅力の主人公を演じた。富裕層vs持たざる者という構図では、アラン・ドロンの「太陽がいっぱい」がある。ふたりともフランスを代表する美男俳優だが、ジェラール・フィリップには気品があり、アラン・ドロンには「卑しさ」がつきまとう。

 

小室さんを現代のジュリアン・ソレルと例えるには華がなさすぎる

小室さんは、昔の日本の舞台俳優のように顔がやたらとデカい。写真映りは良く、顔の造作は整っているのだろうが、全身像はずんぐりと野暮ったい。写真で見る限り、都庁の黒田さん、日本郵船の守谷さんの方が小顔でシュッとしている。アラン・ドロンのように隠せぬ「卑しさ」があっても悪魔的な美男子なら、プリンセスが篭絡されても仕方がないか、とも思うが、小室さんにはそういう魅力はない。

 

とにかく早くこのゴタゴタを片づけて欲しい。パパ活に励んだ小室母には、宮中行事への出入りを禁じるとか、1億5千万円以上は支給しないとか、やっぱり秋篠宮ご夫妻で解決して欲しい。宮内庁の役人には手の出せないアンタッチャブルな案件なのだから。

 

大谷翔平眞子さま(佳子さま)ならコロナも梅雨空も吹っ飛ぶ

話は違うが、小室親子のうんざりするような話が梅雨空のようにたれこめる中、大谷翔平選手の活躍が目覚ましい。今日5月18日、両リーグでホームラン数が13本とトップに躍り出た。ピッチャーとして沢山の三振を奪いつつ、打者としての結果である。

 

デッドボールやケガが心配だが、もし女子アナではなく、大谷選手のお相手が眞子さま(あるいは同い年の佳子さま)なら、コロナ疲れの日本国民はどんなにハッピーになれるだろう。バイキングの芸人さんのコメントではないが、「仕事も資格も収入も得て、抜群の結果を出している」!

 

童顔なのでゾクッとするようなイケメンとは言えないが、そのガタイと活躍は悪魔のように魅力的(charme diabolique)だ。